この本は、ご本人の旅立ちを見送った介護者、現在も介護の真っ只中にいらっしゃる会員が書いたエッセイ集です。 この「百の家族の物語」は一人ひとりの介護者の苦難の時期を必死に乗り越えようとする姿が描かれており、医師や専門職の教科書的な整った文章ではありません。むしろ生活の不安や悩み、そしてその苦悩に立ち向かう姿を素のままに書き綴った文章なのです。 若年性認知症と診断を受けた日より、明日への生活不安、今後の迷い、輝く姿へのあきらめ、子どもとの別離、夫婦で描いた夢のあきらめなど、負はいくつもあります。しかし介護者になったからこそ、普通のことがすべて幸せと思うことができる。この事は夫婦、家族にとって最大の幸福ではないでしょうか。朝も、昼もそして夜も、「歯みがきゴシゴシもお尻の拭き拭きも生きているからこそ！」　どんな苦境でも「愛」があれば乗り越えられる。 この物語をお読みになれば、和紙が水を吸う如く、みなさまの心に染みわたるものと思います。　介護で苦しいときや悩みで行き場がない時など、ぜひ開いて見て下さい。滋味あふれるエッセイ集ですので、どのページからも、明日への希望に繋がっていくものと確信しております。（前書きより抜粋）

ピック病を含む前頭側頭葉変性症とその関連疾患について、臨床類型別に事例を記載。 鑑別診断から治療までまとめてあり、診断・治療とともに、ケアなどの生活支援にも役立つ一冊。 著者：宮永和夫 発行：株式会社新興医学出版社 ISBN:978-4-88002-761-6

介護現場に関わる、リーダーや主任などの中間管理職が、部下のメンタルヘルスを支援し、より良い職場環境を作っていくために、リーダーに求められる知識や方法を記載。 事例も掲載し、具体的な対応方法もしめされており、介護現場で取り組む際のヒントも提供されています。 編著：小野寺敦志 　　　（国際医療福祉大学大学院臨床心理学専攻准教授） 発行：第一法規株式会社 ISBN:978-4-474-06215-3